VIVA SPORT ! -33ページ目

ついに最終戦へ!

ヤンキースの3連勝で始まったリーグ優勝決定戦は、レッドソックスの3連勝で、ついに明日のNYでの第7戦までもつれ込む事になった。
もしレッドソックスが勝つと、メジャーリーグ史上初の快挙と言うことだそうです。

それにしても今日の試合は異様なシーンが数々あった。

まず一つ目は、レッドソックス・ベルホーンの打球の判定。
一度は2ベースと判定されるが、その後の協議でホームランに覆る。
スタンドのファンに当たってからグラウンドにボールが戻ってきたと言う判定。

そして二つ目は、8回裏一死一塁からロドリゲスの放った打球は一塁手と投手の間に転がる。
それを投手アローヨが取って、そのままロドリゲスにタッチに行くのだが、問題はここ!
スピードに乗るロドリゲスの体にアローヨのグラブははじかれて、ボールは一塁側ファールグラウンドに転々と転がり、一塁手ジーターは一気にホームベースを駆け抜けた(ように一瞬見えた)。
ヤンキースがついに1点差に迫って、なおも1死2塁のチャンス! と思われたが、レッドソックス側の抗議受けて、審判団はまたも協議に。
そして・・・、またしても判定は覆り、ロドリゲスは守備妨害でアウト、ジーターも一塁へ戻される。
確かにVTRで見てみると、ロドリゲスは手でアローヨのグラブを引っぱたいていたのだが(笑)

そして三つ目は、プレーとは関係ないのだが、9回表に突然警官隊が1塁側と3塁側のファールグラウンドに配備された。
おそらく2つ目の判定の際に、スタンドから物が多く投げ込まれた事から、そのような措置が取られたものと思われます。
ですがそれにしても異様な雰囲気でしたね。

一つ目と二つ目の判定に言えることですが、どちらも審判は近くで見ているのです。なのにそのままプレーは続いて、抗議を受けてから協議しだす。
どうしてすぐに毅然とした態度でジャッジできなかったのか、少し疑問が残りますね。
判定を覆すと言う事は、試合の流れ自体も変えかねないことですからね。


試合は2-4ですが、レッドソックスの完勝といって良い内容でしたね。
ヤンキースはここ数試合、ロドリゲス・シェフィールド・松井といった主軸打者の不調が目立ちます。
ちょっと松井は打てない時によく見られる、タイミングの取り方のぎこちなさが出てきているように思います。
原因はタイミングだけの問題でもないのでしょうが。
不調は今日の試合にすべて置いてきて、明日の試合で爆発して欲しいと願う限りです。
ヤンキースファンと言うわけではありませんが、松井個人は応援しているので!

選手は堪らないでしょうが、野球ファンとしては最高に盛り上がる展開になってきましたね。
明日の決戦が待ち遠しい!
好ゲームになることを期待しています。

第4戦の先発は?

日本シリーズは3戦を終えて、西武の2勝1敗。
ここでファンとして気になってしまうのが、第4戦の先発

ただその前に大きな心配事が・・・。
そう、台風23号の接近です!
新聞によると今日の試合が明日に延期になる可能性があるとか。
こうなると両チームが中4日で、第一戦の先発を持ってくる事ができてしまう為、予想が難しい。
なので仮に今日試合が行われればの話とします。

さあまず中日は・・・、誰でしょうかね~?
いろいろ聞いてみると、野口とかバルガスを持ってくるんじゃないの、という大胆な意見も(笑)
ただ中日としては、第4戦は本当に大切な試合だし、負けられない試合でもあります。
そのマウンドを託せるだけの投手、やはり山井が最有力ですか。
個人的な意見でいうと、長峰に流れを変えて欲しいです。(可能性は薄いですが)
明日にズレれば確実に川上でしょう。

対する西武はどうでしょうか?
僕には全く分からないんですが・・・。
張ですかね~? ただ西口の状態も気になるところ。
西武ファンの人はどうなんだろうか、聞いてみたいところですね

とにかくもまず台風情報が気になる!

日本シリーズ第3戦 ~中日ファンの視点から~

テレビ観戦を終えた感想は・・・、疲れたー&悔しい!
中日ファンの方は同じ感想が多いんじゃないかな。
盛り上がるだけ盛り上がったのに、まさかまさかの逆転負けを喫してしまったので、心の上下動が激しかった!

テレビを観ていてまず驚いたのが、西武ドームなのに中日ファンの数の多さ!
選手はアウエーの試合という気はしなかったんじゃないか?
そしてもう一つ驚いたのは、トム・クルーズの使ったマイクの調子の悪さ!(笑)
でも本当になに言ってるか分からなかった・・・。
そういった波乱の予感?の中、試合開始。

中日の先発はドミンゴでしたが、シーズン中も落合監督が度々言っていたように、彼は“替え時の難しい投手”。
良いイニングと悪いイニングの差がかなり極端。
この試合も3回まではパーフェクトに抑えたかと思ったら、4回に3点を先制され、5回にも追加点。

その嫌な展開の中、6回表、先頭の荒木のエラーでの出塁から猛反撃開始!
1点を返し、なおも満塁でバッターボックスには谷繁。
カウント1-3からの5球目をレフトスタンドへ、逆転・満・塁・ホームラン!
流れは完全に中日に傾きましたね。
そして7回、畳み掛けたい中日は1点を追加し、なおも満塁で再びバッターボックスには谷繁。
一気に試合を決めたかったが、今度は中途半端にボールがバットに当たってしまい、最悪のダブルプレー・・・
このちぐはぐな攻撃で、中日に傾いていた流れを自ら手放してしまうことに・・・。

そしてその裏に、カブレラの満塁ホームランを含む猛攻を受けて逆転され、一気に突き放されてしまった。
その後も2点は返したけれど、試合の大きな流れを変えることはできず、敗戦。

野球というスポーツは、流れがコロコロ変わるスポーツだなぁと改めて実感。
その流れをいかにして引き寄せるかとするチームと、それを死守するチームの攻防。今日はそんな構図が表立った試合だった。

中日の敗因になり得るものなんていくらでもある。
監督のミス? 捕手のリードのミス? チャンスを逸した報い? ・・・等々あげたらキリがない。
でも負け試合なんてものはそういうものなんだと思う。
どれが一番悪いかなんて関係ない。
選手・監督個々が、その負けを次の勝利の糧にすればそれでいいんじゃないだろうか。

とにかく明日の勝利を期待しています!

死闘 ~舞台は再びNYへ~

ヤンキースの3勝1敗で迎えた、ア・リーグ優勝決定戦第5戦。
6時間近くにも及ぶ文字通りの“死闘”を制したのは、背水の陣のレッドソックス。

後のないレッドソックスは、中4日でペドロ・マルティネスをマウンドへ。
2点を先制したもののその後ひっくり返され、あと一本がでない悪い流れのまま終盤へ。
そんな流れを引き戻したのは、またしても昨日書いた代走デーブ・ロバーツ
8回裏、オルティーズの見事なホームランで1点差に詰め寄ると、次の打者が四球を選び1塁へ。
そこでレッドソックスベンチは、昨日の再現かのように、代走デーブ・ロバーツを送る。
ヤンキースのセットアッパー、ゴードンはもちろん彼の足を知っているので、しきりに牽制球を送り、警戒。
打者に1球目を投げるまでに何分かかっただろうか?
そのロバーツの威圧感に、ゴードンは完全に自分の投球を見失い、3ボール1ストライクとカウントを悪くしてしまう。
そして5球目、ついにロバーツはスタート! そして打者ニクソンはセンター前に打ち返し、一気に1・3塁の場面を作り出した!
そして次の犠牲フライで生還し、同点!
彼の足が完全に流れをタイに戻したと言っていいだろう。

だけど、この試合でレッドソックスは、果敢な盗塁と無謀な盗塁は紙一重であるとまざまざと思い知る事となっただろう。
9回裏の先頭打者デーモンは内野安打で出塁。
スタジアムの盛り上がりはすごかったが、次の打者の時に盗塁を試み、捕手ポサーダのすばらしい送球もあってタッチアウトになってしまった。
言うまでもなく、成功すれば一気に球場のムードは高まるが、失敗すれば逆に雰囲気が悪くなってしまう。
3、4番に回るんだから、バントで良かったじゃないか、という結果論が飛び交うことにもなる。
でもじゃあ失敗したから悪いのか?といったら違うだろう。
結果的には失敗したけれど、この試合のレッドソックスは全般に攻撃的だったと思うし、果敢にいくべきだったと思う。
現に消極的とも取れる送りバントは失敗していた。
12回裏にはオルティーズまでもがあの巨漢を揺らしながら、意表をついた盗塁を試みた。
結果的にはそれも失敗に終わったけれど、そういう姿勢がサヨナラにもつながったんじゃないかと思う。

それにしても・・・、長い試合だった。
両チームは中継ぎ陣を総動員して戦い抜きました。
そして彼らは本当によく投げましたね。
スタンドで観戦している(と言うよりは参戦していると言った方が正しいかも)ファンも終盤はちょっと疲れているのかなぁ、という印象を受けました。

ヤンキースの3連勝で難なく決まるかと思われたリーグ優勝決定戦も、再びNYに戻っての決戦までもつれこみました。
ファンと言う強力な剣が今度はヤンキース側の手に渡ることになります。
そんな状況の中、両チームはどんな戦いを見せてくれるんでしょうね。
レッドソックスは怪我で投げられないと言われていた、エースのシリングが明日投げる模様。
どちらにしても熱い戦いを期待しています!