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レッドソックス先勝!

今日からメジャーリーグのNO.1を決めるワールドシリーズがレッドソックスの地元ボストンで始まりました。
今年は100回目の記念すべきシリーズとの事。
両チームのチームカラーは共に赤なので、全試合を通じてスタンドが真っ赤に染まる事でしょう。
闘牛じゃありませんが、選手もそれを見て奮い立つでしょうね(笑)

第1戦は、9-11という乱戦を制して、レッドソックスが先勝。

試合が行われたボストン・フェンウェイパークは、気温が10℃を下回る寒さの上、10mを越す強風が吹き荒れる。
その寒さのせいか、試合は四球・エラーが続出する荒れた試合模様となった。
それでもやはり勝敗を分けたのは両チームの4番打者のはたらきだと思う。

レッドソックスは初回、ランナー二人を置いていきなりオルティーズの3ランで先制!
その後同点にされるが、7回に1点を勝ち越し尚もチャンスで打順は4番オルティーズ。
カーディナルスは彼対策で左投手を起用するが、インコースをうまく捕らえて2塁強襲のタイムリーで追加点。
やはり勝負どころで4番が打ち、この試合を通して2度同点追いつかれてはいたものの、流れは終始レッドソックスの方にあったのは明らかだった。
8回裏にでたベルホーンの決勝2ランは、ある意味必然だったと感じました。

対するカーディナルスの4番ローレン。
カーディナルスは2点ビハインドで迎えた8回表、ヒットにエラーが絡んで2点を返し、尚も一死2・3塁のチャンスで迎える打者は3番プーホールズ。
ここでレッドソックスは彼を歩かせて、4番ローレンとの勝負を選択。
しかしその初球を難なく打ち上げてしまい、サードフライ。
ここで4番に一打出れば完全に流れは変わったでしょうけど、そこが難しいところ。

日本では“クリーンアップ”といえば3・4・5番を言います。
しかしメジャーリーグの“クリーンアップ”は4番打者だけ。
メジャーのプレーオフを見ていると、その意味がすごく良く分かります。
“4番が打てば勝つし、打てなかったら負ける。”
それを敵同士は分かっているから、必死になって4番を殺しにかかる。
つい先頃のヤンキースの4番松井に対する、レッドソックスの継投を見れば一目瞭然でしょう。

明日からの第2戦以降も目が離せませんね! 

グランパスファンのぼやき ♯1

第10節、ジェフ市原との対戦。
結果から言うと、0-2で完敗。


名古屋グランパスのファンからすれば、毎度のことだと思うけど、どうしても継続してうまく勝てない・・・。
時々は本当に流れるような攻撃を見せてくれて、見ていてすごく楽しい試合をしてくれるが・・・、やはりそれが継続できない。
逆につまらない試合はこれ以上ないくらい本当につまらない。
今期の2ndステージは初戦こそ落としたものの、続くジュビロ・マリノスを立て続けに下して、行けるかと思った。
だけど、結局は毎度おなじみの失速。

グランパスの日本人選手は、日本代表に選ばれるような突出した選手は居ないけれど、中の上くらいの良い選手は揃っている。
ただそれはFW以外の話であり、去年といい、今年といい、FWは完全な外国人頼み。
マルケスはコンスタントに良いプレーを見せてくれるが、問題はウェズレイ。
この選手は去年は得点王を取ったものの、好不調の波が激しい。
さらに彼のプレーは唯我独尊、パスを受けたら突進あるのみ!っていう事がおおい。
なので絶好調のときならまだしも、彼が駄目な日には名古屋はこれ以上ないほどのつまらないサッカーを展開する。
ウェズレイにボールを入れて、彼が切れ込んでいき、取られて攻撃終了、というような。
しかも今期の彼はずっと不調続きで、今日も決定機を数度逸した・・・。
名古屋が継続して勝てないのも分かる気がします。

それでも堅守が売りのチームだったら違うんだろうけど、守備も個々の能力は高いが失点が多い。
僕は名古屋の将来を考えるんなら、もうウェズレイは諦めた方がいいと思う。
もっと流れの中で点を取る形のFWが名古屋のサッカーには必要ではないかと感じます。
名古屋は後ろに良い選手がたくさん居るのだから、FW如何では本当に良いサッカーをすると思う。

若い日本人FWを育てることも重要だと思うのだけど、数年前には福田を放出し、今年も原を出してしまった・・・。
名古屋はトヨタがバックに居るから即戦力をバンバン取れるのだろう。
でももっと目先の利益より、先を見据えたチーム構成を考えて欲しいと心から思います。
今のままではいつまでたっても毎年優勝候補で終わってしまう気がしてならない。

前までは多くのファンで埋まっていた瑞穂陸上競技場も、最近は空席で寂しくなってきた。
もうすでに優勝争いから脱落してしまった現状ではしょうがないのですが。
またスタンドに活気が戻るような魅力あるチームになる事、一ファンとして心から願っています。

#2 「松井秀喜、正真正銘の4番へ」

ヤンキースのトーリ監督が、メジャーリーグ史上初となる大逆転勝利で、レッドソックスに敗れたリーグ優勝決定戦を振り返って、こんなコメントを残しました。
第5戦の6回表2死満塁での松井の打席、

「ペドロ(マルティネス)を相手に4-2とリードしてマツイが右中間にライナーを打った。守備がそれほど評価されていない選手がそれをダイビングキャッチ。あれがなければ、と言うつもりはない。ただ振り返って何が大きかったかと言えば、あのプレーが勝負の分かれ目になる」 と。(参考記事

松井がその場面で打てなかったから負けた、つまり敗因はは4番が打てなかったから負けたのだ、と。

去年のプレーオフは、主軸の不調で仕方なく松井を4番にした形だった。
だからいくら打てなかったと言っても、彼を責める訳にはいかない。
でも今年は違う。
シーズン中から4番に定着して迎えたプレーオフだった。
確かに数字的に見れば、シーズン中もプレーオフも申し分ないかもしれない。
でも4番バッターに求められるのは、単に数字ではなく、常に試合の流れを左右する場面で打つことだ。
この点で見れば、前にもこの記事でも述べたが、勝者のレッドソックスの4番オルティーズは勝負どころでやはり打っている。

ヤンキースが勝てば松井がMVPだったかもしれないのに、という意見を聞いたことがある。
でも松井が打っていれば勝てたのであって、打てなかったからヤンキースは負けたのだ。
逆にオルティーズが打ったからレッドソックスは勝ち、彼がMVPを貰ったのだ。
チームの勝敗≒4番の打撃内容、という等式が成り立っていたシリーズだったと思う。

今年、松井は常勝を義務付けられた名門ヤンキースの4番というものが、どういうものかを痛いほど感じたと思う。
でもその中でも彼の打撃は確実に進化しているとも思う。
逆にそれはその中にいるからこその進化だとも言えると思う。
来期はヤンキースがどんなチーム編成になるかは分からないけれど、冒頭のトーリ監督の言葉は、来期の4番としての期待も込めたものだった気がしてならない

僕は野球選手としての松井にすごく興味があり、応援しています。
来期以降の更なる飛躍を願うのみです。
ワールドシリーズ制覇を松井の手でつかみ取って欲しい! 

日本シリーズ第5戦 ~川上迫力の投球~

西武ドームでの日本シリーズ第5戦、中日は川上の熱投もあり6-1で勝利!
日本一まであと1勝と迫った。

結果的にはホームランで点差は開いてしまったけど、今日の勝負の分かれ目はやはり守備力の差だったと思う。

まず3回表、先頭の荒木が左翼フェンス直撃の打球を放つが、レフト和田が送球をもたつき三塁打にしてしまう。
そして続く井端のショート前の打球で3塁走者荒木はホームへ。
タイミング的にはアウトだったが、ショート中島の送球がそれてしまいこのシリーズ初の中日の先制点を献上。
西口は、制球に苦しんでいたように見えたけれど、それでもしっかり試合を作るあたりは、さすがの一言ですね。

対する今日の川上は、ストレートの伸びにしても、制球にしても、序盤はそんなに調子は良くなかったように見えた。
それでも尻上がりに調子を上げていくあたりは、さすがでしたね。
マウンド上ではオーラの様なものを感じました。
その川上の唯一のピンチともいえる6回裏、この日の初安打を含む2安打で、2死1・2塁のピンチ。
ここで西武は2番赤田に替えて、代打小関を送ります。
そしてその初球を右中間のフェンス直撃の打球を放ち、2塁ランナーはホームイン。
しかしライトの井上がクッションボールをうまく捕球し、すばやく中継の荒木へ。
そして荒木がワンバウンドで谷繁のミットへストライクの送球、さらに谷繁のすばらしいブロックで1塁走者高木浩はタッチアウト!


一年通して中日を見てきた僕には今年の川上は、調子が悪くても試合を作る事はできたが、調子がいいときでも2・3失点はしてしまう事が多かった、と感じていました。
なので1点で止めたこのプレーは非常に大きかったと思います。

これで中日は日本一へあと1勝としました。
だけどどんなプレーがシリーズの流れを変えるかも分からない、短期決戦ですからね。
残りの試合も目が離せません!

P.S. 今日はスタンドも見た限りは満員のようだったので、ホッとしました!