レッドソックスの反抗! | VIVA SPORT !

レッドソックスの反抗!

今朝、ヤンキース3勝で迎えたリーグ優勝決定戦の第4戦を、後がないレッドソックスが土壇場で追いつき、最後はサヨナラで6ー4の勝利を収めた。

この試合、追いつき、勝ち越したのはタイムリーヒットでありホームランであるけど、レッドソックス劣勢の流れを変えたのは、9回裏に代走で出てきたデーブ・ロバーツだと思う。
ちなみに彼について少し語っておくと、彼は沖縄生まれの日系人です。
移籍前はドジャースにいて、野茂・石井のチームメイトでした。

3ー4で迎えた9回裏、マウンド上にはヤンキース守護神リベラ。
先頭バッターがシングルヒットで出ると、レッドソックスベンチはすかさず代走を送る。
そのランナーがデーブ・ロバーツ。
この試合、彼がアウトになってしまえばそのまま試合が終わってしまう可能性が大きくなってしまう上に、リベラは彼に何度も牽制球を送っていた。
ここで彼の盗塁を考えた人は少ないんじゃないだろうか?
でも次の瞬間、彼は盗塁を試み、際どかったものの成功させてしまった!
そのプレーがスタンドの雰囲気はもちろん、第3戦までの暗い空気をそのまま引きずっていたレッドソックスベンチの空気も変えたと思う。
そして次の打者のセンター前ヒットで彼は生還し、土壇場で同点に。

延長戦は見れなかったのですが、レッドソックスの勝利を聞き、第5戦以降ヤンキースはかなり手こずるだろうと思いますね。
僕はあの盗塁でシリーズの流れ自体が変わると思っています。
それでもヤンキース優位は変わりませんが。

そういえば、日本シリーズ第2戦、中日劣勢の流れを断ち切ったのも、ホームランでもタイムリーでもなく、井上のダイビングキャッチでしたよね。
やはり野球は走・攻・守のいずれもがどれだけ大事かを教えてくれる、ロバーツと井上のプレーでした。